2060年、南極に突如出現した巨大な黒い球体は、津波のように成長し、次第に地球を飲み込んでいく。量子物理学の天才であるアーロンは、とんでもない謎と脅威に直面することになる。人間の魂だけを吸収するこの得体の知れない怪物の背後には、人間の奥義と宇宙のバランスにおける人間の役割が問われているからだ。